DETAIL
アルザスで高品質のワインを生産することで知られる村、ダンバッハ・ラ・ヴィル。ルールマン・ディリンジャーは、この村で4世代続く畑を持つ家族経営のドメーヌです。このワインの造り手はそのルールマンの息子であるレオ・ディリンジャー。
伝統的なアルザスワインの造り手の父を持つレオは、一度モンペリエへ醸造を学びに旅立ちます。その後スイスに渡り、マリ・テレーズ・シャパーズの元でインターシップとして働く彼が出会ったのは、多くの素晴らしいナチュラルワインでした。
2016年、アルザスに戻ったレオは、畑を無農薬栽培へ転換し始めます。そして、彼はアルザスの伝統を尊重しながらも、新しいスタイルのワインに挑戦することとなります。
艶のある明るいルビー色。バラや、ベリーなどの赤い果実の香り。枯葉やミント、スパイスや鉛筆の芯のニュアンスも。口に含むと、豊かな酸味とともに細やかでしっかりとしたタンニン、ほのかに苦味を感じます。滋味深く、体に染み入る味わいのピノ・ノワールです。
ファーストヴィンテージは2017年と、レオの挑戦はまだ始まったばかり。これからのワインも見逃せない造り手です。