DETAIL
マルセル・リショーは、南仏コート・デュ・ローヌに在るドメーヌ。
1974年に創設され、ケランヌ地区においていち早くドメーヌとなった造り手です。1990年代初頭にはすでに評価が高かったマルセル・リショーですが、1995年ごろから今までの造り方を見直し、2001年には除草剤を完全に停止。亜硫酸添加についても無添加、もしくはごく少量に留めているのだそうです。
ボトルの後ろには「土壌の生命を尊重し有機農業で栽培されています。ワイン造りは自然なアプローチを試み、ヴィンテージの個性を消し去る製品や技術は使いません」とあります。また「チーム」に名前が並ぶ最後に、「ぶどうを摘む人たち」とも。
少し緑がかった淡いゴールド。艶と輝きがあります。白い花やハーブ、アプリコットの華やかな香り。口に含むとこなれた綺麗な酸味が広がり、長く続きます。ふわっと白胡椒、香木のニュアンスも。後からオレンジの皮の苦味がほのかに感じられます。軽めのお皿から、お魚、お肉にも合わせることができるので、お食事の最初から最後まで通して楽しめます。
品種がグルナッシュ・ブラン、ルサンヌ、ヴィオニエ、クレレット、ブール・ブラン、マルサンヌとかなり多いのですが、バランスよくまとめられており、一つのワインとして豊かに表現されています。しっかりとした骨格で、飲み応えのある白ワインです。