DETAIL
以前は、ピュズラ・ボノムだったこのワイナリー。その名の通り、ティエリー・ピュズラがピエール・オリヴィエ・ボノムと共に興したネゴシアン事業です。
彼らがネゴシアンとしてワインを造ることになったきっかけは、天候によるぶどう農家たちの収穫減でした。ぶどうの栽培について指導し、相場より高い値段で買い取ることで、有機栽培で高品質なぶどうを造る人々を助けることとなりました。2014年末、ティエリーからピエールが経営を引き継ぎ、現在に至ります。懸命に取り組んできたこのネゴシアン事業をピエールに託したのは、きっとその意志をちゃんと受け継いでくれると確信してのことでしょう。
緑がかった艶のあるイエロー。柑橘やハーブ、熟したりんごや洋梨の甘い香り。口に含むと、いきいきとした酸味が柔らかく広がり、まろやかな旨みが長く続きます。柔らかな果実味があり、爽やかな印象です。
毎回その年ならではの表現を持つボノムのソーヴィニヨン・ブランですが、味わいが変わっても、彼のワインが持つ滋味深さを変わらず楽しむことができます。彼のワインを毎年飲んでいる方も、初めて飲む方にも、おすすめしたいワインです。